2017年04月27日

葬儀で着物を着る場合は葬儀社で予約を

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自分の喪服は持っている人は多いでしょうが、急な葬儀で慌ただしいこともあり喪服をレンタルしたりする場合もあります。葬儀屋さんとの打ち合わせで、喪服着用の場合のお手配もして頂けることもあります。その場合は、便利な流れになっています。

レンタルだと手間が省け、足りないものを気にする必要がない点、着用後のお手入れの心配が要らない、親族の分をまとめて依頼できるなどの様々なメリットがあります。着物一式や、着付け小物、草履やバッグ、全て揃えるには時間がかかります。

喪主になればなおさら時間はあまりかけられないことが多い為、レンタルも検討しても良いでしょう。その場合、自分で用意するものは肌襦袢(はだじゅばん)裾除け(すそよけ)、足袋(たび)、補整用のタオルなどです。この中の補整用タオル以外は、貸衣装と一緒にお願いすることも可能なところが多いようです。肌着に関しては借りるのではなく、購入になりますのでレンタル料金とは別に費用が掛かります。

夏の暑い季節や、体型、その日の体調によっては、使用する場合しない場合があります。女性の場合、近親者が亡くなった場合は和服を着なければならないと考える方も多いのですが、最近は洋装が多くなっています。わざわざ和装を準備する必要はありません。

和装を持っていないけれど、必要に迫られて着なければいけない場合は、着付けがセットになった和装レンタルを利用すると便利です。そして、これらの予約は葬儀社経由で申し込みができることが多いです。着物の家紋は、地域により色々な風習がありますが、次のような考えが多いです。

婚前に揃えたものや、嫁入り道具として実家がお金を出して揃えた物は実家の家紋を付け、嫁いでから用意した着物は嫁ぎ先の家紋を付けます。結婚前に作った着物に実家の家紋を付けるのは、万が一離婚となった時、これは結婚の時に私が実家から持ってきたものだから、私が持って帰ります」と財産権を主張できるように、という説もあります。また、女性が実家の家紋やお母様から伝わる女紋が付いた着物を着ることは、非常識なことではありません。

一般的に喪服は、血縁の濃い女性が葬儀の日だけ着ます。黒無地染め抜き五つ紋付きの着物に、黒無地の丸帯が正式な和装。着物の生地は羽二重か一越ちりめん。夏は平絽(ひらろ)か紗(しゃ)になります。草履、帯揚げ、小物は黒で統一します。通夜は寒色系の色無地に喪帯を着用しても構いません。着物を着る機会が少ない方は、着物の状態や着付けに必要な小物類が揃っているかを事前に確認するほうが良いでしょう。

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